事実と感情を切り離す
話し合いの場や議論の最中に感情が高ぶってしまい、ついつい口調が強くなってしまうことはありませんか?
冷静でいようと頭では考えているけれど感情が先行してしまう。
冷静さを欠いてしまうと建設的な議論ができずに話が前に進まなかったり、まとまらなかったりすることがありますよね。やはりそういう場面は避けたいものです。
今回は事実と感情を切り離す、というテーマでお話したいと思います。
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ビジネスにしろ日常にしろ何かしら会話をしているときに、感情的な発言をしてしまう人も多いのではないでしょうか。
「それは〇〇だろ」「じゃあ、〇〇っていうことか」等々。
極端な例をあげると、車好きのAさんとBさんのふたりが会話をしていて、Bさんが「車ってお金かかりますよね」と言うと、Aさんが「だったら車は乗らない方がいいのか」といった具合。
Aさんは「お金がかかる」というワードがトリガーとなり、ネガティブな感情に引っ張られてついついこのような発言をしてしまいます。
この会話を見てわかる通り、Bさんはあくまでも事実として「車はお金がかかる」と発言したもので、車には乗らない方がいいとは一言も言っていません。
でも、Aさんからしたら事実と感情を切り分けられず、お金がかかるという事実に感情が支配され、上記のように 「だったら車は乗らない方がいいのか」 といった発言をしてしまいます。
話し合いの場や議論の場でこのようなことが起こってしまいがちなのですが、建設的な議論のためにも事実と感情を切り離して物事を考えるようにしていければ、不要な言い争いも減るのではないかと思っています。
頭では考えていても中々うまくいかないものですが、このようなことを意識するかしないかで人との関わりも大きく違ってくると思いますので、みなさんも「事実と感情を切り離す」ことを意識してみてはいかがでしょうか。