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Photoshop2023に見る、AIの進化

2022.10.24 : Other Staff
Design

人工知能、いわゆるAIがいろいろなところで活用されるようになっています。
我々デザイナーがお世話になっているアプリケーションもAIのおかげでどんどん便利に。
先日もPhotoshopの2023年バージョンがリリースされ、新機能が盛りだくさんです。
そんなPhotoshopを中心に、AIを活用した色々なツールを見ていこうと思います。

Photoshop/オブジェクトの選択〜選択範囲を削除して塗りつぶし

「写真の中の不要な部分を消す」ということはこれまでも可能でしたが、選択の精度が上がり、操作も簡単になりました。

非常に楽しそうにジャンプする若者。消してみます。

「オブジェクト選択ツール」を使うと、範囲を自動で認識してくれます。
このままShift + Deleteを押すと、「選択範囲を削除して塗りつぶし」が発動。

消えました。


影や水しぶきが気になるので、なげなわツールで選択して再度「選択範囲を削除して塗りつぶし」。

誰も居ない静かなビーチに

お見事です。従来よりかなり手軽に、不要なものを消すことができるようになっています。

Photoshop/モノクロ写真をカラーに

新機能「ニューラルフィルター」で、モノクロ写真を超簡単にカラー化できます。

元画像

手順は元画像を開いて、「ニューラルフィルター」の「カラー化」を選択するだけ。一瞬!!

違和感一切なし

もちろん色味などの調整も可能です。
他にも古い写真を補正したり、背景をぼかしたり、肌の調整をしたり…
ベータ版の機能もありますが、画像の加工がかなり楽になりました。

その他のアプリケーション、ツール

わざわざPhotoshopを立ち上げるまでもなく、ブラウザで動作するツールも出てきています。

cleanup.pictures

cleanup.picturesは、最初にご紹介した画像内の「不要なものを消す」ツールです。
無料で使うには画像のサイズ制限があるようですが、ファイルをアップして、カーソルでなぞるだけ。

Palette

次もPhotoshopの機能でご紹介した、「モノクロ写真のカラー化」ツール。
このPaletteもブラウザで動作します。

操作は簡単で、ファイルをアップロードするだけ。
処理に多少時間はかかりますが、いろいろなパターンの処理結果が表示されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
AIの進化によって、デザインツールや関連するアプリケーションやサービスもどんどん便利で高機能になっています。
実際に使ってみると、やはりすごい!おもしろい!という単純な感想が出てきますね。

我々が時間をかけて行っていた作業を、AIが代わりに短時間でこなしてくれるようになりました。
その短縮できた時間を、デザインについて考えを巡らせたり、トライ&エラーを繰り返したり…といったことに充てていくのが大切なのではないかと思います。

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