コミュニケーションのあれこれ
「自分の話を理解してもらえない」
職場やお客さまとの会話の中で、このように思ったことってありませんか?
自分ではちゃんと話をしているのに相手の人にわかってもらえない、理解してもらえない、思うように仕事が進まないなど、大なり小なり悩んだことがある人も多いと思います。
ただ、その話、「そもそも前提ってどうなってますか?」
このような問いかけに対して、自分はちゃんと前提を揃えたうえで話をしている、という方は案外少ないのではないでしょうか。
今回はビジネスパーソンの誰しもが悩むコミュニケーションに焦点をあててみます。
相手の理解度に合わせる
冒頭のように「自分の話を理解してもらえない」という現象は何故起きてしまうのでしょうか。
原因の一つとして、相手の理解度に合わせて話をしていないことが考えられます。
つまり、相手のことを考えずに一方的に自分の話をしてしまっているパターンです。
たとえば、インターネットビジネスに関する話をする場合、インターネットの仕組みを知っている人と知らない人では当然ながら情報格差があるわけで、仕組みを知っている人がインターネットビジネスの話を一生懸命しても、仕組みを知らない人からすればまずインターネットの仕組みを教えてくれとなるわけですね。
さらに専門用語ばかりを使って説明された日には、頼むから日本語で話してくれと心の中で叫ぶでしょう。
話し手は自分の知識は当たり前のことと思っているため、前提を確認することもなくついつい一方的に話をしてしまうことがあります。
心当たりがある方も多いのではないでしょうか?
話の相手がどの程度モノゴトを理解しているのかによって、使う言葉や話の仕方が変わってくるはずなのに、誰に対しても同じような言葉使いや説明では、理解してもらえるはずの話も理解されなくなります。
マンガの内容をこどもに説明するときと大人に説明するときとでは言い方や表現を変えたりしますよね?
まぁ、そういうことです。
世の中にはコミュニケーションが上手な人たちがいます。そういった人たちは少なからず相手の理解度に合わせて話をすることが多いように思います。
自分が知っていることは相手も知っているだろうではなく、知らないかもしれないから丁寧に説明しようとか、例えを使ってわかりやすく説明しようとか、相手との前提を揃えることを意識しているように思います。
もちろん他にもいろいろ意識していることはあると思いますが、わたしが出会ったコミュニケーションスキルが高い人は、相手の理解度に合わせて話をする方が多かったです。
もし、みなさんが職場やお客さまとの会話でイライラしたりモヤモヤしているようであれば、イライラやモヤモヤの解消のためにも、相手の理解度に合わせて話をすることを心がけてみてください。
今よりもスムーズにコミュニケーションが取れるようになるかもしれません。
わたしもお客さまとやり取りをすることが多いため、日ごろから意識したいと思います。